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個人(小規模事業主を含む)の特許の取得例


個人(小規模事業主を含む)の特許の取得の例です。
初めての方でも、このように特許取得に至っております。

(なお、下記では、分かり易さのために、発明を単純化して説明しています。
実際の権利範囲は「特許請求の範囲」の記載に基づきます。)


個人(小規模事業主を含む)の特許の取得例

【発明の名称】編物用補修具および補修方法
【特許番号】特許第6389315号
これは毛糸のセーターの補修具です。

図面

1…編物用補修具 2…面ファスナー 3…表面 4…裏面
5…フック  6…接着層  7…当て布

これは、個人の方の発明です。
毛糸のセーターに穴が開いてしまうことってありますよね。
小さな穴なのに、捨てるのはもったいない。
この発明によれば、そんな穴でも簡単に補修できます。
簡単に言うと、図2に示すように、穴の周りの毛糸を寄せ集めて穴を塞ぎながら、裏からマジックテープ®(面ファスナーのフック)を当てるのです。
毛糸にはマジックテープが張り付くので穴は塞がります。
この発明が優れているのは、マジックテープには接着剤(接着層6)が仕込まれており、アイロンなどで加熱すればマジックテープが外れないようにできることです。
つまり、接着剤付きのマジックテープです。

弊所担当者の話:
「え、こんなので特許になるの?」と思われました? 厳しい弁理士ですと「この程度のアイデアでは特許は取れません」と言ったかも知れませんね。
しかし弊所は、個人の発明を多く手掛けております。どんな発明でも「素直な気持ち」で見るようにしています。
「単純過ぎるアイデアだな。特許は取れないだろう」というような先入観は禁物なのです。依頼者様の気持ちを汲んで「なんとか特許が取れるように頑張ってみよう」と張り切ります。
そうすると、特許取得への突破口が見えてきたりします。それが勝因かも知れません。
依頼者様から感謝のお言葉を頂き、嬉しかったです。
 


個人(小規模事業主を含む)の特許の取得例

【発明の名称】容器キャップ、及びボトル容器
【特許番号】特許第6453511号(P6453511)

特許公報の図3

この発明は、ペットボトルなどの容器のキャップです。キャップの中に添加物を仕込むことができます。キャップを回すことで、添加物を容器に入れることができます。
つまり、飲む直前に、添加物を加えることができるのです。添加物は、調味料、薬品などでも良いです。
しかし、何も添加したくない人もいるでしょう。この発明が優れているのは、添加物を添加するかどうかを選択することが可能なところです。
添加物が落下しないようにキャップを外して、中身を飲むことも可能なのです。

弊所担当者の話:
こんなキャップがあれば、多用なユーザの好みに応じた飲料を提供できるようになりますね。これからの商品化が楽しみです。
 
個人(小規模事業主も含む)の発明の場合は、特許出願自体に慣れていらっしゃらないので、特許出願の流れを丁寧に説明することにしています。 特許出願の書類は、分かりやすさとともに、権利範囲がなるべく広く、かつ強いものとなるように心がけています。
 


個人(小規模事業主を含む)の特許の取得例

【発明の名称】候補数字特定補助具
【特許番号】特許第6104449号(P6104449)

この発明は、なんと、ナンバープレイス(数独®)が簡単に解けるようになる道具です。
数字のコマを上げたり、下げたりすることで、数字の候補が簡単に絞り込めます。
「パズルは自分で解くから面白いんだ。道具を使って解くのでは意味がない」と言われそうですが、初心者でも難しいパズルが解けたときの喜びを味わえるという点では面白いと思いますね。

【請求項1】
候補数字特定補助具の外郭を構成する枠体と、
前記枠体に設けられた所定領域に所定の間隔を空けて略並行に設置された複数のレールと、
前記レール上に1つずつ設置され、ユーザ操作により該レール上を摺動する数字ピースと、
を備えることを特徴とする数字パズルのための候補数字特定補助具。

弊所担当者の話:
ネット上を探せば、ナンバープレイスの解法は、いろいろとヒットしますよね。
数学的な解法自体は、特許法における保護対象ではありません。したがって、特許を取得できません。
そこで、道具に関して、特許を取得する方向を提案しました。
発明の解法が適用可能なさまざまな実施形態を、発明者の方と詳しく打ち合わせました。
 
なるべく権利範囲が広くなるように「請求項」の記載には慎重になりました。
結果として、依頼者のご希望の権利範囲がしっかりと確保できたと思います。
 


個人(小規模事業主を含む)の特許の取得例

【発明の名称】米飯食品の製造方法
【特許番号】特許第5717040号
 これは、海苔巻きに関する発明です。

カリフォルニアロールのように、ご飯が外表面にある巻き物は、ぼろぼろして食べにくいですよね。
そこで、この発明では、「表面を焼く」ことにしました。
表面が焼かれたことで、米がぼろぼろと落ちることなく、食べやすくなります。

【請求項1】
 具材と、前記具材の周りに巻かれたシート状食材及び米飯とからなり、外周表層部が前記米飯により形成された食品を用意する第一工程と、
 前記食品の外周表面及び端面を焼く第二工程と
 を含む米飯食品の製造方法。

弊所担当者の話:
「たったそれだけのアイデアで特許が取れるの?」と驚かれそうですね。
依頼者様から最初にお話をお聞きしたときは、「面白い発明だな」と思いましたが、正直、特許取得は難しいんじゃないかと思いました。
しかし、「あきらめないぞ」という気持ちで望みました。
特許出願の明細書には、製造工程を丁寧に説明し、有用性など強調するストーリーとしました。
1回の拒絶理由が来るのは想定内でした。明細書に基づいて審査官に反論をすることで、めでたく特許性が認められました。
依頼者様も大変喜んでいらしたので、良かったです。
 


個人(小規模事業主を含む)の特許の取得例

【発明の名称】高揚力装置、飛行機の主翼、水中翼船の水中翼、及び飛行機のエンジンカウル
【特許番号】特許第6452877号

これは、飛行機などの翼の形状に関する画期的な発明です。
従来の流線型が良いとされていた翼の常識を、覆すものです。
個人の方が、個人的に研究され開発されたアイデアです。

弊所担当者の話:
少し専門的ですが、特許された請求項1は、次のようにとてもシンプルであり、権利の範囲は広いと思います。

【請求項1】
所定の仰角が設けられた高揚力装置であって、
後端部が鋭角状に形成された翼本体部と、
前記翼本体部の先端側に固定された鋭角部と、
を備え、
前記高揚力装置の断面における前記鋭角部の先端点の高さ位置は、前記高揚力装置の投影上下中心線に略一致する
ことを特徴とする高揚力装置。
 
 
発明者の方の思いを丁寧にお聞きして、出願書類に全てを表現することに心がけました。
発明者ではありませんが、手続きを担当した者として、特許取得の喜びを味わいました。 


個人(小規模事業主を含む)の特許の取得例

【発明の名称】レシプロ式蒸気機関
【特許番号】特許第6339731号(P6339731)

特許公報の図7

この発明は、レシプロ式蒸気機関に関するものです。
レシプロ式蒸気機関は、歴史が長く、これまで多くの研究が成されています。
そんな中で、この発明の発明者は、個人的に研究され、画期的な構造を考えるに至りました。

弊所担当者の話:
最初の面談でお話を伺ったとき、画期的な構造だと思いました。
出願書類には、構造と作用をきちんと説明することに心がけました。
また、発明者の方が考えている構造を網羅するように気を付けました。
審査過程では、一旦は拒絶理由が来ましたが、明細書の記載に基づいて審査官に反論し、特許取得に至ることができました。
依頼者様の期待に答えることができ、良かったです。
 


個人(小規模事業主を含む)の特許の取得例

【発明の名称】酵素含有液体培養方法及び酵素含有粉末の製造方法
【特許番号】特許第6310106号

最近、酵素を含有した健康食品が大人気ですね。
この発明は、そんな酵素を含有した液体の効率的な培養方法です。
 
従来は、菌増殖を目的とした前培養を行う必要がありましたが、この特許の発明者の方は、前培養を必要としない方法を独自に研究して、開発に成功しました。難消化性糖質を液体培地中に使用せずに酵素を生産できるのも特徴です。

弊所担当者の話:
審査過程では、一見すると近似しているように思われる先行文献が挙げられました。 先行文献との違いを明確にするのは難しいように思われました。
しかし、発明者の方と詳しく議論するうちに、違いを見つけ出すことができ、それを審査官に対して主張し、特許取得に成功しました。
発明者の方から、開発過程の話などをじっくりと聞けたことが、勝因だったと思います。
今後の展開の基礎となる重要な特許になると思います。
 


個人(小規模事業主を含む)の特許の取得例

【発明の名称】容器キャップ
【特許番号】特許第6271071号

上記のキャップの発明と同じ方の発明です。 この発明は、ペットボトルなどの容器のキャップです。キャップの中に添加物を仕込むことができます。キャップを回すことで、添加物を容器に入れることができます。つまり、飲む直前に、添加物を加えることができます。添加物は、調味料、薬品などでも良いです。
しかし、添加したくない人もいるでしょう。
この発明が優れているのは、添加物を添加するかどうかを選択することが可能なところです。添加物が落下しないように、キャップを外して飲むことも可能なのです。

こんなキャップがあれば、多用なユーザの好みに応じた飲料を提供できるようになりますね。これからの商品化が楽しみです。

弊所担当者の話:
最初にお話をお聞きしたときは、仕組みが面白く、驚きました。
出願書類では、構造を詳しく説明することに心がけました。
めでたく、特許が取得でき、依頼者様から感謝を頂いたことが嬉しかったです。


個人(小規模事業主を含む)の特許の取得例

【発明の名称】荷台用足場
【特許番号】特許第6231232号
この発明は、トラックの荷台に掛ける足場です。

実物

トラックの荷台への積み下ろしを、安全に行うためのものです。
まさしく、現場の必要から生まれた発明です。

弊所担当者の話:
図面を見ると複雑に見えませんか?
図面には、ひき出し線と符号がたくさん振ってありますね。実際の構造自体は複雑ではありませんが、特許を取得するためには、形状を細かく説明する必要がありました。
形状の細部の特徴を捉えて書面に書き表すことは、審査過程で勝つために、とても重要なことなのです。
「絶対特許を取ってやる」と言う気持ちで、手を抜かずに書面を作成したことが特許取得の勝因だと思っております。
 


個人発明の特許例

 

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